走行距離について

たとえワンオーナー車買い取りの依頼であっても、査定のつけ方については基本的にはほかの自動車買取と基準は一緒になります。その中で重要になってくるのは、走行距離がどのようになっているかということです。まず走行距離が10万kmを超えるような自動車の買い取り価格はかなりダウンしてしまうことは覚悟しておきましょう。10万kmを超えてくるような自動車の場合、エンジン回りの傷みが激しくなっていたり、汚れもひどくなっているケースが多くなります。このため、なかなか買い手がつかなくなりやすくなるのです。
ただしワンオーナー車の場合、10万kmを超えるような走行距離になっている自動車は少ないでしょう。というのも普通に自動車を扱っていれば、年間で走行距離は1万~1.3万km程度の走行距離になるといいます。10万kmということは、10年近く乗りまわしていることになります。同じ自動車を10年も連続して乗りまわすというケースは、正直言ってそう多くはないでしょう。もし走行距離が10万kmに近付いているようなワンオーナー車の買い取りを検討しているのであれば、どうすればいいでしょうか?その場合には、パーツをできる限り交換しておくといいでしょう。パーツを新品のものと交換をすれば、少しでも査定員の心証を良くすることができます。走行距離のほかに、中古車の査定をするときに重要になってくるポイントとして、年式があります。年式というのは、あなたの所有している自動車に初めてナンバープレートのついた年月のことを指します。
はじめてその自動車をあなたが購入した日ということになります。車検証をもっていると思いますので、車検証を開いてみましょう。すると、車検証の中に初年度登録という欄が用意されていると思います。そこに書かれているのが年式となります。ちなみに年式と自動車の買い取り価格についてですが、年式が買い取りに出した時点により近いものの方が高額査定につながりやすいといわれています。ところでこの年式を製造年月と混同をしている人もいます。おそらく国産車であれば、年式と製造年月は一致していることが多いでしょう。しかし外車の場合には必ずしもこの両者が、一致しているとは限らないことがありますので注意しましょう。外車は秋に新しいモデルを発売するのが普通です。2012年モデルとして販売されている自動車は、実際には2011年の秋から販売されていることもあります。この場合年式は2011年式となります。